2010年 12月 17日
あ~~ぁ、点滴2本 |
年賀状も書かなくちゃいけないし、追加注文の陶器作らなくちゃならないし、1分だって、10分だって無駄に出来ないのに、もう8日間何もできないままウィルス性胃腸炎と闘っている。
先週の金曜日の夜からその悪夢は始まった。
吐きに吐きまくり、結局翌日の昼すぎまで吐き続けた。
もちろん土曜日は1日寝たきり、日曜日はおかゆとうどんを食べただけ。
胃がずっと痛む。一包だけ残っていたガスター10を呑むんだけど効果なし。
月曜日近所の病院へ。
熱はない。先生に今の風邪吐くだけっていうのがあるからそれかもしれないと薬をだしてもらった。
お昼にまたうどんを食べて会社に出かけた。吐き気は治まったけれどとにかく胃が痛い、重い、むかむかする。1時間早退。
火曜日も同じような症状だがとにかく会社には出向く。
水曜日。身体が動かない。今度は別な症状が。薬がまだ残っていたので会社を休み家で静かに過す。夕方、以前からフレンチの食事の約束があり出向くもあんまり食べられず飲めず、残念。
木曜日、病院に行く。とにかく脱水症状にならないように、抵抗力もだいぶ落ちているので安静にするようにと。会社はもう1日休むことに。血液検査をしましょうと言われ血を抜かれる。安静に安静に。年賀状を少し先に進ませようとPCの前に座ったが集中力が無い。何もしない1日。
金曜日 まだまだ症状が治まらず、胃に違和感が。この際徹底的に直してから復帰しようと3日目の休み。昨日の血液検査の結果を聞きに病院に。家の中ではそうでもないのに、病院まで歩くともうフラフラだ。もう1週間以上ろくなもの食べていないのだから当然か。
結果は白血球が随分下がっているからこれはウィルス性の胃腸炎ですね、ノロかもしれない。点滴をしましょうと奥のベッドに横たわる。1時間半はかかりますと言われ覚悟する。
途中2度ほど看護士さんがトイレは大丈夫?と聞きにくる。「大丈夫です。」と2度とも返事したら先生のところに行き「まだ大丈夫と言っています」と。えー?何か悪いこと言ったかなと思っているともう1本点滴をもって戻ってきた。
「大分脱水症状がでているようなのでもう1本します」と。心のなかで「えー、あと1時間半!」とがっかり。でも弱っているのは確かなのだからとあらためて覚悟する。
眠ろうとしても眠れない。すると隣の処置室がなにやら大騒ぎに。
男の子が何かから落ちて後頭部を怪我したらしい。
先生の顔みた途端泣き出している!「痛いよー、痛いよー、怖いよー!!」看護士さんも、先生も、付き添いのぼうやのおばあちゃんも「まだ何にもしていないよ!」と。このぼうやの叫びがもうおかしいのなんのって・・私はもうけらけら笑っていた。
どうやらベッドにうつぶせになって処置を受けているらしい。
「苦しいよー!苦しい!止めてください、お願いします。やめて!」
始めは痛いといっていたのがそのうち苦しいに変わっている。子どもは「苦しい!」ではなく「痛い!」ではないのかと思いながら聞いていた。
それでも繰り返される「苦しいよ!苦しいよー!やめてくださーい!」がそのうち「苦しいよー、苦しい、息をさせてください!」
顔を枕に押し付けて泣きじゃくっているので苦しくなってしまったようだ。
じゃあ深呼吸しましょうと言われぼうやは、「はあ、はあ、はあ」
少し落ち着いたかな?するとまた「苦しいよー、苦しい、ぼくはまだ死にたくありません!」
ぼうやのおばあちゃんの声「もうあなたアニメの見過ぎ!」
先生「もうすぐ終わるよ!」というと、即刻泣き声はなくなり先生に「終わった?」と聞いている。
「まだだ、もうすぐ。」「うそつきー!」そのうちぼうやが自分を励まし始めた。
「がんばれー、自分、がんばれー!」そんな風にがんばっていたけれど、ぼうやが、動いてしまい、また処置のやり直しとなる。
「ほら動いちゃうから、またやり直しだ!」と先生の声。その後はほんの少しおとなしくなっていたが、また「苦しいよー!息をさせてください。喉が痛い!」ともうショック死しちゃうんじゃないかと思うくらい大騒ぎだ。
ようやく治療が終わり、おばあちゃんに「のどが痛いんでしょ、のども診てもらいましょうと!」と言われると「痛くないよ!」と反論。さっき「痛いって言ってたじゃない!」と言われしぶしぶ先生に口の中を見せている様子。でも痛かったのは息ができず、叫びすぎて痛かったようだ。
おばあちゃんは先生から「傷は処置したけれど、頭部の中がどうなっているのか、もし泡をふいたり、ぐったりしたり、なにか異常があればすぐに大きな病院に行ってください、でもまあこの調子なら大丈夫でしょう!」と話をしていた。おばあちゃん、「本当にお騒がせしましたと」帰って行った。
私の点滴も終わり針を抜きにきた看護士さんにぼうやの年を聞いたら6歳なんだと。
こうしてぼうやの悪夢のような1日は終わった。こんなおもしろいお孫さんの近くにいられるおばあちゃんは幸せだなあとつくづく思う。
診察室の隣の部屋に3時間点滴を受けながら先生と患者さんとの間に交わされる会話がこぼれ聞こえてくる。
70代の女性は女医先生(ご夫婦でやっている病院)に「先生がいるから安心して死ねます」なんて言っている。もうきっと長いことこの病院にお世話になっているんだろう。信頼しきれる先生がいるってそれは安心なことなのだろう。
私もこの地に越してきて10年。何箇所か近所の病院に行ったけれど、患者がほとんどいない病院、治療が1分で終わってしまうところ・・・気に入ったところがなかったけれど、今回始めていったこの中田医院はとっても安心できた。みんなにとっても安心できる病院なんだろう。いつも患者さんが絶えない。そう何度も行くことがあってはいけないが、これからはここ!と決めることも出来た。
どうやらブログを書く元気くらいは戻ってきたようだ。点滴が効いたかな?
明日から本気で年賀状、追加注文の作成に取り組みたいものだ。
皆様もおからだ大切に!
先週の金曜日の夜からその悪夢は始まった。
吐きに吐きまくり、結局翌日の昼すぎまで吐き続けた。
もちろん土曜日は1日寝たきり、日曜日はおかゆとうどんを食べただけ。
胃がずっと痛む。一包だけ残っていたガスター10を呑むんだけど効果なし。
月曜日近所の病院へ。
熱はない。先生に今の風邪吐くだけっていうのがあるからそれかもしれないと薬をだしてもらった。
お昼にまたうどんを食べて会社に出かけた。吐き気は治まったけれどとにかく胃が痛い、重い、むかむかする。1時間早退。
火曜日も同じような症状だがとにかく会社には出向く。
水曜日。身体が動かない。今度は別な症状が。薬がまだ残っていたので会社を休み家で静かに過す。夕方、以前からフレンチの食事の約束があり出向くもあんまり食べられず飲めず、残念。
木曜日、病院に行く。とにかく脱水症状にならないように、抵抗力もだいぶ落ちているので安静にするようにと。会社はもう1日休むことに。血液検査をしましょうと言われ血を抜かれる。安静に安静に。年賀状を少し先に進ませようとPCの前に座ったが集中力が無い。何もしない1日。
金曜日 まだまだ症状が治まらず、胃に違和感が。この際徹底的に直してから復帰しようと3日目の休み。昨日の血液検査の結果を聞きに病院に。家の中ではそうでもないのに、病院まで歩くともうフラフラだ。もう1週間以上ろくなもの食べていないのだから当然か。
結果は白血球が随分下がっているからこれはウィルス性の胃腸炎ですね、ノロかもしれない。点滴をしましょうと奥のベッドに横たわる。1時間半はかかりますと言われ覚悟する。
途中2度ほど看護士さんがトイレは大丈夫?と聞きにくる。「大丈夫です。」と2度とも返事したら先生のところに行き「まだ大丈夫と言っています」と。えー?何か悪いこと言ったかなと思っているともう1本点滴をもって戻ってきた。
「大分脱水症状がでているようなのでもう1本します」と。心のなかで「えー、あと1時間半!」とがっかり。でも弱っているのは確かなのだからとあらためて覚悟する。
眠ろうとしても眠れない。すると隣の処置室がなにやら大騒ぎに。
男の子が何かから落ちて後頭部を怪我したらしい。
先生の顔みた途端泣き出している!「痛いよー、痛いよー、怖いよー!!」看護士さんも、先生も、付き添いのぼうやのおばあちゃんも「まだ何にもしていないよ!」と。このぼうやの叫びがもうおかしいのなんのって・・私はもうけらけら笑っていた。
どうやらベッドにうつぶせになって処置を受けているらしい。
「苦しいよー!苦しい!止めてください、お願いします。やめて!」
始めは痛いといっていたのがそのうち苦しいに変わっている。子どもは「苦しい!」ではなく「痛い!」ではないのかと思いながら聞いていた。
それでも繰り返される「苦しいよ!苦しいよー!やめてくださーい!」がそのうち「苦しいよー、苦しい、息をさせてください!」
顔を枕に押し付けて泣きじゃくっているので苦しくなってしまったようだ。
じゃあ深呼吸しましょうと言われぼうやは、「はあ、はあ、はあ」
少し落ち着いたかな?するとまた「苦しいよー、苦しい、ぼくはまだ死にたくありません!」
ぼうやのおばあちゃんの声「もうあなたアニメの見過ぎ!」
先生「もうすぐ終わるよ!」というと、即刻泣き声はなくなり先生に「終わった?」と聞いている。
「まだだ、もうすぐ。」「うそつきー!」そのうちぼうやが自分を励まし始めた。
「がんばれー、自分、がんばれー!」そんな風にがんばっていたけれど、ぼうやが、動いてしまい、また処置のやり直しとなる。
「ほら動いちゃうから、またやり直しだ!」と先生の声。その後はほんの少しおとなしくなっていたが、また「苦しいよー!息をさせてください。喉が痛い!」ともうショック死しちゃうんじゃないかと思うくらい大騒ぎだ。
ようやく治療が終わり、おばあちゃんに「のどが痛いんでしょ、のども診てもらいましょうと!」と言われると「痛くないよ!」と反論。さっき「痛いって言ってたじゃない!」と言われしぶしぶ先生に口の中を見せている様子。でも痛かったのは息ができず、叫びすぎて痛かったようだ。
おばあちゃんは先生から「傷は処置したけれど、頭部の中がどうなっているのか、もし泡をふいたり、ぐったりしたり、なにか異常があればすぐに大きな病院に行ってください、でもまあこの調子なら大丈夫でしょう!」と話をしていた。おばあちゃん、「本当にお騒がせしましたと」帰って行った。
私の点滴も終わり針を抜きにきた看護士さんにぼうやの年を聞いたら6歳なんだと。
こうしてぼうやの悪夢のような1日は終わった。こんなおもしろいお孫さんの近くにいられるおばあちゃんは幸せだなあとつくづく思う。
診察室の隣の部屋に3時間点滴を受けながら先生と患者さんとの間に交わされる会話がこぼれ聞こえてくる。
70代の女性は女医先生(ご夫婦でやっている病院)に「先生がいるから安心して死ねます」なんて言っている。もうきっと長いことこの病院にお世話になっているんだろう。信頼しきれる先生がいるってそれは安心なことなのだろう。
私もこの地に越してきて10年。何箇所か近所の病院に行ったけれど、患者がほとんどいない病院、治療が1分で終わってしまうところ・・・気に入ったところがなかったけれど、今回始めていったこの中田医院はとっても安心できた。みんなにとっても安心できる病院なんだろう。いつも患者さんが絶えない。そう何度も行くことがあってはいけないが、これからはここ!と決めることも出来た。
どうやらブログを書く元気くらいは戻ってきたようだ。点滴が効いたかな?
明日から本気で年賀状、追加注文の作成に取り組みたいものだ。
皆様もおからだ大切に!
by akirameneesan
| 2010-12-17 23:48
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